ブータとは？

ブータ (Boota)
声 - 伊藤静

地下世界で飼育されている食用獣・ブタモグラの子供。シモンにとってはカミナ、ラガン、そしてニアとはまた別のパートナーとして、村にいた頃から行動を共にしてきました。知能は高く、シモン達の言葉を理解している節があり、空腹に苦しむシモンとカミナに自分の尻尾を与えた事やコアドリルの使用を示唆した事もあります。

　第3部では、7年の時を経ても何故か身体は全く成長していありませんが、尻尾は再び生えました。その変わらない姿とキャラクターは、仕事に忙殺されるシモンを和ませてきました。

ニア・テッペリンとは？

ニア・テッペリン (Nia=Teppelin)
声 - 福井裕佳梨

本作に登場するもう1人のヒロイン。ただし、彼女は主人公の相手役という意味でのヒロインです。第2部より登場。

螺旋王ロージェノムの実娘で、王都の第1王女。生まれてからずっと獣人たちの中で育ち、王都を出た事がなかった（人間を見たことが無かった）為、外界に対する好奇心が旺盛な世間知らずのお嬢様。「○○ってなんですか?」とよく質問をします。口調は敬語ですが、語彙はあまり豊富ではないのです。純真無垢で、周囲の空気を読む能力に欠けています。しかし、思ったことはハッキリと言う性格で、己の意見・信念を曲げない強い意志の持ち主です。末端の獣人達は彼女を見たことが無いが、四天王とは面識があります。

特殊な髪の色と、クローバーの紋章が瞳孔に浮かび上がっている特徴的な瞳を除けば、他は人間と変わらない容姿をしています。当初、髪はロングヘアだったが、第12話にて敵に捕獲された際にヨーコの狙撃が髪を霞めて散切り頭になり、戦闘終了後にヨーコに整えてもらってショートカットになりました。

　かなり華奢な身体付きですが、意外なことに運動能力はヨーコよりも高い（スポーツなどは王宮時代に一通り教わっている）。料理が致命的に下手で、ロシウを病室送りにした程でありますが、本人に悪気はないのです。誰も面と向かって「不味い」と言えなかった為、大グレン団の調理主任という役職に就いてしまいました。

ヨーコについて

ヨーコ (Yoko)
声 - 井上麻里奈

本作に登場する2人のヒロインのうちの1人。ジーハ村の隣にある地上集落・リットナー村の出身者で、グレン団一のスナイパー。14歳（第3部では21歳）。

抜群のプロポーションを持つ、容姿端麗な美少女。獣人のガンメンに対抗する為に作られた身の丈程もある超電導ライフルを常に所持しており、一行の狙撃手としての役割を担ってきました。更に、頭に付けている簪は隠し武器です。シモンとは同世代ですが、地上のことを何も知らない彼を世間知らず扱いする一方で、彼女本人にも年相応の弱さなどが見え隠れしてきました。基本的に世話好きな性格ですが、過酷な地上を生きてきたせいかシビアな面もあります。

カミナについて

カミナ (Kamina)
声 - 小西克幸

ジーハ村出身の青年で、カリスマ性が高い人情派の熱血漢。17歳。大型ガンメン「グレン」のパイロットで、大グレン団の初代リーダー。物事は何でも「気合い」で片付くと信じている精神論（根性論）者です。主に第1部に登場し、未成熟さを強調して描かれる第１部のシモンに代わり物語の進行を行う狂言廻しの役割を担います。

主人公・シモンについて

シモン (Simon)
声 - 柿原徹也

本作の主人公。地下世界にある集落・ジーハ村で育った少年で、物語の中核を担う小型ガンメン「ラガン」のパイロット。14歳（第3部では21歳）。

気弱な性格ですが、冷静に状況を見据える判断力を持ちます。極めて強力な螺旋力の持ち主で、緑色の優しく力強い光が彼のそれを象徴しています。両親とは7歳の時に地震で死別。1部と2部では、村の拡張作業に使用していた小型のハンドドリルをずっと愛用・所持し続けてきました。

味覚音痴且つ非常に強力な消化器の持ち主であり、常人では寝込むほどのニア（後述）の手料理を美味しく食べる事の出来る、唯一の人間です。